BCPとは「Business Continuity Plan」の略で、日本語では「事業継続計画」と呼ばれます。企業が災害等など「緊急事態」に直面した場合、損害を最小限に食い止めつつ、中核となる事業を継続もしくは早期に復旧させるため、緊急時における事業継続のための方法などを取り決めておく計画のことです。この場合の「緊急事態」にはさまざまな状況があります。最もわかりやすいのが地震や台風といった自然災害。また、新型インフルエンザや最近の新型コロナウィルスによるパンデミックなども該当します。停電、原子力事故、テロといった外的リスクに加え、食中毒や個人情報の流出など組織の内的リスクも対象ですとなります。このような「緊急事態」に素早く対応するため、BCP(事業継続計画)の策定は欠かせません。